【てんかん×保険】てんかんの発作には前兆がある?

てんかん発作の前兆

てんかん発作を起こす前になんらかの前兆があるかは、その人によっても違います。
前兆がない人もいますし、前兆がある人でも、同じ前兆ではありません。
前兆を知ることができれば、発作が起こらないように対処することや急に発作を起こして周囲の方を驚かせないように対処もできます。
では、どのように前兆を知れば良いのでしょうか。

記録ノートをつける

発作が起きた時の状況を細かく記録するノートをつけていくことで、記録を振り返って、これが前兆かもしれないと気づくことがあります。
発作を起こした時の時間帯や状況、その直前に何か感じたことはなかったか、思い出せる範囲で記録しましょう。
発作を起こしている間の状況については、その時、周囲にいた家族や同僚などに聞ける範囲で確認して記録します。

 

よくある前兆

前兆は人それぞれであり、てんかん発作前に誰もに必ず起こる決まった前兆もありません。
なんらかの前兆を感じる人もいれば感じない人もいます。
前兆と見られるケースとしては、目の前に赤や白いものが見える、キーンといった高い音が聞こえる、手がムズムズした感覚になる、考えが飛んで集中できなくなる、胃のあたりが気持ち悪くなるなどが挙げられます。

前兆への対処

自分が発作前にどんな前兆が起こるかを知ると、前兆が来た時に発作が出ないように対処する、バタンと突然倒れるのではなく、ベッドやソファに横になった状態で発作を迎えるなど、卒倒によるケガのリスクを防ぐことや周囲を驚かせるのを防ぐことが可能です。
たとえば、考えが飛ぶという方は、そういった前兆が現れた時に一点に集中することで発作を抑えられるケースもあります。
また、手がむずがゆくなると発作が起こるという前兆がある方は、ムズムズしてきた際に拳を握ることや手をこするなどすると、発作が起こらずに済むというケースもあるのです。

発作の誘因を回避する

前兆を引き起こすてんかん発作が起こるきっかけとなる誘因も存在しています。
これも人によって異なるため、発作記録をつけていくことで解明が可能です。
たとえば、睡眠不足や疲れている時、驚いた時や過度な緊張が加わった時、強い光を浴びた時やチラチラと点灯する光を見た時、ゲームをしている時、誰かに怒りの感情が湧いた時などです。
こうしたてんかんの発作を引き起こす誘因がわかれば、誘因を起こさないように対応が可能になります。
睡眠不足にならないよう、しっかり寝る、疲れないようにする、人に怒りを持たないようにするなどです。