【てんかん×保険】てんかんを持っている場合に生じるリスクの事例

運転に気を付ける

てんかんの発作を持っている人は、運転はしないほうが良いと言えます。
万が一運転中に発作が出ると、ハンドルを切り損ねてしまうリスクは十分に考えられます。
発作は起きている時は意識はありません。
その結果、大きな事故につながる可能性があり、自分だけでなく他人の命も絶ってしまっては大変です。
てんかんを持っている場合には、運転が必要な仕事には就けません。
ドライバーの職種ではなくとも、少しくらい会社の車の運転なら良いのではと考える人もいるでしょう。
しかし、ちょっとそこまでの運転でも、最中に発作が起きて事故を起こす可能性は大いにあります。

 

女性の場合のリスク

女性でてんかんの持病がある場合、妊娠出産に関するリスクが生じるケースもあります。
まず、てんかん発作の薬を服用している人は、胎児に薬の影響が出ないのか心配になるでしょう。
薬を飲んでいるせいで障害のある子が産まれて来ないか不安で、妊娠を避ける女性もいるようです。
しかしながら、薬を飲んでいても無事に元気な赤ちゃんを産んだ事例はたくさんあります。
さらに、妊娠中に発作を起こすと流産してしまわないかという疑問も生まれるかもしれません。
安定期に入るまでは流産しやすい状態ですので、やはり事前に薬で発作を防ぐ必要が出てきます。
自分の判断で薬をやめず、医師に相談して適切な対応を取ることが何より大切です。

 

遊園地やマリンスポーツでのリスク

入レジャーやスポーツにおいても、てんかん発作のリスクはあります。
たとえば、遊園地でのジェットコースターやバンジージャンプのような刺激の高いアクティビティは避けたほうが無難です。
興奮度が増してストレスが生じることで、発作を起こす確率が高まるからです。
お化け屋敷もやめておくほうが安心と言えます。
スポーツにおいては、海やプールでの競技は気を付けましょう。
特に禁止されているわけではないですが、特に子どもの場合には水中で発作が起きて溺れる可能性があることは否めません。
保護者やインストラクターがそばについて、いつ何時発作が起きたとしても大丈夫な環境で行うようにします。

 

就職に関するリスク

てんかんがあると、採用されにくい仕事があります。
まず、運転がメインになる仕事は本人としても不安なので避けましょう。
また、高い場所での仕事も危険です。
たとえば、現場で足場を組んで高い場所で作業することは、もし発作が起きると落下の危険があります。
庭師のように梯子の上で作業する仕事も危ないです。
そのほか、美容師もお客さんの髪をカットしている時にてんかんが起きると大変です。
外科医なども、てんかんを持っているとメスを入れることができません。
就職の際は面接時に、てんかんを持っていることを正直に話す必要があります。
そして、企業側が安全に作業できる業務内容であるかを判断するのです。
とはいえ、薬を飲みながらできる仕事はたくさんあります。
あまり深く考えすぎずに、前向きに挑むことも大切です。