【てんかん×保険】てんかんってどんな病気?治るものなの?
投稿日:2022.10.31
てんかんとは
現在日本では100万人程度の人がてんかんと診断されています。
比較的身近な病気とも言えるてんかんですが、その実態はあまり知られていません。
というのも、これこそがてんかんの症状だ、と言えるものがないのがその理由の一つです。
てんかんの正式名称は「てんかん症候群」であり、さまざまな症状がまとめててんかんと一括りにされています。
では、どんな症状がてんかん症候群と呼ばれるのでしょうか。
代表的なものとしては痙攣が挙げられます。
もちろん、痙攣はてんかんでなくても起こる症状です。
てんかんと診断されるためには、脳の中である特定の働きが起こっていることが確認されなければいけません。
人間の脳の中にはニューロンと呼ばれる神経細胞がたくさんあり、それらが放電しなければ思考や運動は可能になりません。
しかし、中にはこのニューロンの放電が過剰になってしまう人が存在します。
過剰な放電が繰り返し起こってしまった結果、人間は痙攣を起こし、最終的にてんかんに至ってしまうのです。
てんかんは子どもの病気?
先ほど日本には100万人近いてんかん患者がいると言いましたが、これは現在てんかんを患っている方の数です。
つまり、かつててんかんを起こしたことがあるけれど、今はなんともなく過ごしているという人の数は含んでいません。
実際、子どもの頃てんかんを起こしたけれど、今は発作に悩むことはまったくないという方は少なからずいるでしょう。
そうした例が示す通り、てんかんは子どもの頃に一度起きたきりで後は治ってしまったというケースが多く存在します。
とはいえ、中にはそうした例から漏れて大人になってからもてんかんに苦しんでいるという人も存在するのです。